スーパービジョン体験談
島崎智洋 会員
地域包括支援センター勤務
◆スーパービジョンを受けようと思ったきっかけ
基礎研修Ⅰ~Ⅲを終えて、今後も継続的に学び、知識を深めていくことの大切さを実感し、以前から考えていた「認定社会福祉士」を本格的に目指してみたいと思うようになりました。
まずは、成年後見人材育成研修を受けながら、それ以外にも、所定の単位数を取得する必要があることを知り、計画的にスーパービジョンを受けることにしました。認定社会福祉士認証・認定機構のホームページで公開している「スーパーバイザー登録者一覧」の中から、自分が希望する分野のバイザーを探し、概ね月1回、80分前後のスーパービジョンをオンラインで受講しています。
◆スーパービジョンを受けてどう変わったか
スーパービジョンには、ストレスや悩みを軽減する(支持的機能)、ソーシャルワーカーの専門性が高まる(教育的機能)、業務を効果的・効率的・倫理的に遂行できる(管理的機能)がありますが、私の場合も、日常の業務の中で抱えた課題や葛藤などにも絡めて、事例検討を実施したり、自身が行う研修内容の添削・助言を依頼したりしました。業務とは離れた立場から、専門的な助言を受けられるので、次回はどんなテーマをスーパービジョンで取り上げてみようか、前向きに取り組むことができ、仕事上でも相乗効果が大きいと思います。
◆これから受けようと思っている会員へのメッセージ
スーパービジョンは、所定の様式や手順に沿っておこなう要件はあるものの、テーマの選定や毎回の進め方は双方合意によるものとされています。テーマや課題が明示される基礎研修などに比べると最初は戸惑いも感じましたが、真に自身が望む内容のスーパービジョンを受けられるということになります。私は、スーパービジョンのなかで、エビデンスの確認や自身の揺らぎを指摘されるなど、少し緊張感がありますが、社会福祉士としてのアイデンティティを確立し、専門職として職責と機能が遂行できるようになる、とても良い機会になっています。