Fun fun community 第1回情報交換会を開催しました!
【開催報告】
令和5年10月8日(日)中之条町にて中之条町手をつなぐ育成会の田村会長をお招きし情報交換会を開催しました。
〇内 容
会 場 中之条町ツインプラザ 展示ホール・ラウンジ
参加者 7名(会員6名 非会員1名)
テーマ 「秋の散策・なかのじょうアートミーティングを楽しみながら情報交換」
講 和 演題:障害者アート活動から地域共生社会へ
講師:中之条町手をつなぐ育成会 会長 田村妙子 氏
※なかんじょアートミーティング紹介動画(中之条ビエンナーレ2023)
〇当日の様子
ファンファンでは、今年度「地域に出向き、地域を知る」ことを目標としています。
今回は、中之条ビエンナーレ国際現代芸術祭2023に出展した、中之条町手をつなぐ育成会(以下「育成会」という。)アート活動作品の鑑賞を行いながら、会長の田村妙子氏をお迎えし、これまでの経緯と対象者や保護者の変容についてお話を伺いました。
育成会は、知的障害者を持つ保護者団体です。中之条町社会福祉協議会(以下「社協」という。)は、育成会の事務局を担っています。
育成会では、平成28年からアート活動(事業名:なかんじょアートミーティング)を開始しました。開始までには紆余曲折があり、育成会と社協による二人三脚で活動しています。
社協としてメゾ領域でのストレングスモデルを用いた支援を行い、実施に結び付けた経緯があります。また、活動後も育成会と社協とで役割分担を行い「やりがいづくり」「生きがいづくり」を求め、現在では地域共生社会実現の一翼を担う事業となっています。
作品鑑賞では、田村会長よりひとり一人の作品を、活動時の様子なども交えながら丁寧に紹介していただきました。
鑑賞後、会場をラウンジに移動し、車座になり田村会長からこの活動を通して子供たちの成長を再認識した点や、保護者たちもともに成長できたと、事業効果についてお話がありました。障害があっても地域にどう役立てられるか、その支援方法を学ぶことができました
その後、中之条ビエンナーレ会場である、イサマムラや伊参スタジオ、中之条ガーデンズを見学し参加者の交流を行いました。
同じ群馬に住んでいても、地域によりその特性があることを再認識した一日となりました。これからも、地域に出向き地域を知る(学ぶ)活動をしていきます。
〔参加者の感想〕
〇『絵は心を表す』と言いますが、なかんじょアートミーティングはまさにそのとおり。ピュアな心が伝わってくる 画の数々に感動でした。手をつなぐ育成会と中之条町社協の二人三脚の歩みを学び、秋の中之条を満喫した一日でした。
〇前々から興味を持っていた「なかんじょアートミーティング」の作品を直接鑑賞できる貴重な体験をすることができました。展示された作品には、描かれた方の楽しむ気持ちや生命力が直接伝わってくるようなエネルギーがあり、美術の常識にとらわれない、アート作品としての確かな価値を感じました。
〇手をつなぐ育成会会長さんの説明で始まり、充実した1日となりました。親御さん達が苦労を重ね、今の形を作りあげたとのこと。個々の背景や添えられた顔写真が、作品の素晴らしさを引き立てていました。外へ出たからこそ得られたものも多く、ステキな学びの時間でした。
〇手をつなぐ親の会の田村会長の話を聞き、子ども自身もそうだが、親が成長した、ということが印象的でした。会の運営をどうしたらいいのかを親が一人一人考え、みんなで繋がっていき、作り上げているという過程がよく分かった。子育てにおいて、障害のあるなしに、かかわらず、子どもが発信しているのを受け止める力がないとダメなことがわかった。『視点』について、考える機会となりました。ありがとうございました。
〇大変お世話になりました。現場に行って皆んなで情報共有しワイワイガヤガヤすることって本当に楽しく勉強になりました。今回は非会員なのに仲間に入れていただきありがとうございました。
※文責:代表 田村